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AglyMax®(アグリマックス)が子宮内膜症改善用素材として特許取得

AglyMax®(アグリマックス)が子宮内膜症改善用素材として特許取得

ニチモウバイオティックス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役:天海 智博 。ニチモウ株 )100 %子会社)は、健康食品メーカーとして麹菌発酵大豆並びにイソフラボンに特化した研究と開発を行い、日米欧で製造 特許(※特許存続期間満了を取得した麹菌発酵技術により作られたアグリコン型イソフラボン素材『AglyMax®(アグリマックス)』において、 京都府立医科大学と共同研究で子宮内膜症間質細胞の増殖抑制 および 子宮内膜症モデルマウスの 病変形成の抑制が確認されたことから、平成29年に同大学と共同で特許出願しましたが、この度、子宮内膜症改善用素材として令和 3 年 11 月 30 日に特許庁に特許権設定登録(特許第 6985656 号)されました。

子宮内膜症は子宮内膜類似組織が子宮腔外に生着し進展する疾患で、生殖可能年齢の約10%の女性が罹患する疾患です。子宮内膜症の主な症状は骨盤痛および不妊であり、閉経すると症状が改善することから、エストロゲンが病巣の伸展、維持などに関わっていることが知られています。

そこで、弱いエストロゲン様作用を有するアグリコン型イソフラボン『AglyMax®(アグリマックス)』を用いて、ヒト子宮内膜症間質細胞および子宮内膜症マウスモデルにおける効果を検証しました。『AglyMax®(アグリマックス)』は正常子宮内膜に対しては細胞増殖抑制効果を認められませんでしたが、一方で、ER β 、NF k B 経路を介して子宮内膜症間質細胞の増殖および炎症が 抑制されました。さらに子宮内 膜症モデルマウスに『AglyMax®(アグリマックス)』を 0.6%添加した餌を 1 週間与えた場合において、嚢胞個数、嚢胞重量 を抑制することが確認されました。
本特許において『AglyMax®(アグリマックス)』はメカニズムを含め子宮内膜症の病態に対する治療的効果が確認されましたが、配糖体イソフラボンおよびイソフラボンの代謝物であるエクオールでは同様の効果は確認できませんでした。子宮内膜症改善作用は『AglyMax®(アグリマックス)』にのみ認められ、これは当社独自の麹菌発酵技術によって付加されたものと考えられます。

現在、子宮内膜症治療では低用量エストロゲン・プロゲスチンやプロゲスチン、GnRH アゴニスト などの内分泌治療 が用いられ、 病巣進展や骨盤痛に 対して有効であります。しかし、これらは排卵を抑制することから直ちに妊娠を希望する女性には使用できません。
この度、子宮内膜症改善 用 素材として特許を取得し、京都府立医科大学名誉教授(現市立大津市民病院 理事長)北脇 城博士は、『AglyMax®(アグリマックス)』による子宮内膜症 改善作用は、副作用が少なく、すべての子宮内膜症患者に使用できる 新たな治療方法の一つとして大きな期待が寄せられ、また、子宮内膜症を患う妊娠を希望する女性にとって福音だと評価していただ きました。

今後ともニチモウバイオティックスは、『AglyMax®(アグリマックス)』の本特許取得を通じて「豊かで健康な生活づくりを支える」 ことに貢献してまいります。

以上

添付資料:特許証(特許第6985656号)

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